メールマガジン『リーダーへの提言』
2011年6月
『ベストよりパーフェクト』
どんな取り引きにも売り手と買い手が存在します。それぞれが商品を仲立ちにして、それぞれの立場で向き合った途端、相手のことが考えられなくなるものです。
買い手にとってお金を払うということは、極端にいえば「身を切る」 ようにつらいことであり、その見返りに得る商品への期待は、いやが上にも高まります。モノ余りの時代である現在では「この値段でコレが手 に入るのか!」と驚くくらいでないと、買い手であるお客さまが満足するとはいえなくなってしまいました。 つまり、お客さまの側には「この値段ならこのくらいの品質」という相場観ができているため、それを良い意味で裏切る必要があるのです。
商品の出来具合と、お客さまの満足感との勝負、品質にもコストにも「 パーフェクト」を目指さなければならないのです。