メールマガジン『リーダーへの提言』
2011年7月
『論語とソロバン』
資本主義社会の中で、私たちは仕事、つまり経済活動をしながら暮らしています。では、私たちは何のために仕事をしているのでしょうか?
「お金をもうけるため」という利己主義な考え方の人もいれば、「他人を喜ばせたい」という利他主義の考え方の人もいるでしょう。仕事に必要なのはこの両面の考え方です。お客様に満足感を与えなければ、お金を手に入れることができません。適正な利益を得なければ、この社会の中で自分を維持していくことができません。
そのためには、設定した価格でお客様に最大限の満足を与えることを目的にしながら、コスト管理をしっかり行う必要があります。「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一は「論語とソロバンは一致する」と唱えましたが、これは現在でも絶えずかみしめるべき言葉では ないでしょうか。