メールマガジン『リーダーへの提言』
2011年8月
『子供社会を鏡に』
仲間と外で遊び回る子どもの数が、めっきり減っています。
少子化や 防犯上の問題、遊び場の減少などがその一因ともいわれていますが、原因は別のところにもあるようです。 都内のある児童館職員の方によると、「勝敗にこだわり過ぎるために、 仲間同士で遊べない子どもが多くなっているようだ」とのこと。自分優先で他人を認めることができず、批判ばかりしている子が目立ってきて いるといいます。
子ども社会は大人社会の縮図でもあります。自分のことだけを考え、相手への配慮を欠いた姿勢は、私たち大人が見せてきた姿なのかもしれません。 私たちは各自が社会を支え、また社会に支えられる構造の中で暮らしています。この事実を再確認し、知らず知らずのうちに自己中心的な発想に陥っていないか我が身を振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。